
こんにちは、ハルピスです(^^)
努力逆転の法則って知ってますか?
フランスの心理学者エミール・クーエが提唱した法則で、
その内容を簡単に言うと、
無理をして頑張れば頑張るほど、
その努力は報われないんです。
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目次
人間は想像力によって行動し、変化する
エミールクーエはまず、「意志」について話しました。
意志とは、辞書に書いているような
“特定の行為を自由に決める能力”っではなく、
「想像力に従属するもの」でしかないというのです。
そして、想像については、このように話しています。
――人間を行動に駆り立てるのは、意志ではなく想像(無意識)です。
意図するとおりに行動するなら、それは『できる』と思っているからです。
そうでなければ、望むこととは反対の結果が出てしまいます。――
つまりクーエは。人間の行動はすべて想像によって決まると主張し、
意志によって決まるという考え方を完全に否定したのです。
相反する、意志と想像
また、クーエは20年以上にわたる数十万件の実例をもとに、
(様々な重病を自己の想像の力(無意識)のみによって完治させ、非行少年を更生させた。)
以下の4つの法則を見出しました。
1.意志と想像がぶつかるときには、
想像が常に意志に勝つ。これに例外はない。
2.意志と想像がぶつかるときには、
想像の力は意志の2乗に値する。
3.意志と想像が一致するときには、
意志は負けるどころか、倍化される。
4.想像は誘導できる。
つまり、人間は、意志力と想像力(イメージ)によって行動を起こしますが、
その意志力と想像力が対立した場合は、想像力の方が強力に作用するんです。
で、想像力を無視して意志の力でなんとか努力しようとすればするほど、
想像力がさらに強くなってしまって、
結局は意志の努力は報われないのです。
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受験生は要注意!
ここで私の中学時代のお話を例にとってみます。
私は中学の時、英語の勉強をしたくないと思いつつも、
勉強しないと取り返しのつかないことになってしまうという恐れから、
少しでも頑張ろうとしました。(意志の力)
でも、意志とは相反して、
英語が難しいというイメージとか、
勉強してももう遅いじゃないかとか、そういうイメージがありました。
意志力と想像力が相反する時、
想像力が強力になるってさっき言いましたよね。
そんなネガティブなイメージを無意識に持っていた私は、
勉強しよう!しなければ!と思えば思うほど(意志)、
英語が難しいという想像力(イメージ)のプレッシャーに負けて、
成績はどんどん落ちていきました。
まさに努力逆転の法則の通りになっちゃいました。
まあ、これは私の一例ですが。
特に受験期の学生とかだと、
こんな風に努力逆転の法則にハマってしまう人が続出するんじゃないですかね。
他にも、
・落ちたくないのに落ちてしまう
・眠ろうとしても眠れない
・障害物を避けようとしても避けられない
・笑いを止めようとしても止まらない
このような現象は、
意志が想像力に負けているから起こる現象なのです。
意識ではなく無意識が決定権を持っている
ここで、人間のもつ、2つの全く異なる「自己」についてお話します。
人間は、「意識」と「無意識」という自己をかねそなえています。
意識的な自己の記憶はとても曖昧であるのに対して、
無意識の自己は、知らないうちに記憶に刻み込まれ、すばらしい記憶力を持っています。
無意識の自己は脳を介さずに、体内の器官に働きかけるため、
無意識の自己が、
器官が良く動いていると感じれば、器官の働きは良くなるし、
器官の働きが良くないと感じれば、器官の働きは悪くなるのです。
この無意識に直結するものが、「想像力」なのです。
人間は、想像力によってのみ、無意識の自己を操ることが出来、
無意識の操り方次第で、人間は良くも悪くも変化するのです。
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簡単で手軽!
毎日、自己暗示をしよう!
では実際に何をすればよいのか。
人間は常に無意識のうちに、
自分自身に自己暗示をかけています。
「こうすれば、こうなるはずだ」
「自分はこうであるはずだ」と。
その自己暗示を解きたいならば、
意識的に新たな自己暗示をかけ、無意識の自己に働きかけるのです。
例えば、
「風邪はなおる」
「頭痛は消える」
「英語の勉強は簡単だ」
「数学はおもしろくなる」
「夜になると眠くなる」
「朝7時に目が覚める」
といった感じです。
これを、他のことは一切考えずに、
繰り返し、何度も何度も言葉に出して言うのです。
さらに言えば、
「英語のこの文法さえ理解出来れば、このテストで20点分得ることが出来る」
と具体的に言えるようになると、より良いでしょう。
このようなことを、
・寝る前に
・1日に20回以上、
・低い重い声で声に出して言うこと
そして、
・その声を録音し、毎日聴くこと
それが重要なのです。
またこの時、意志の力を介入させないことです。
「英語のテストで100点取るぞ!(する)」(意志)
「でも私って頭悪いから無理かな。。(イメージ)」(想像)
これでは求めるものが得られず、反対のことが起こってしまいます。
何度も繰り返し言葉にすることで、
完全に自分を騙すことが大切なのです。
最強の暗示
また、クーエによって導き出された
素晴らしい暗示がありますので、ご紹介しておきます。
その暗示とは、
「私は毎日あらゆる面で、ますます良くなっている」
これを、朝起きた時と寝る前に20回ずつ言います。
言った後は、ニコッと微笑みましょう。
これにより、心と体は治療され、
いい方向に進んでいくのです。
想像の限界
最後になりますが、アリストテレスはこう言いました。
「体は鮮明な想像に従う。それが自然な流れである。想像はすべての感覚力を支配し、感覚力は心臓の鼓動を操り、すべての生命機能を動かし、かくて全身の働きが早く整う。とはいえ、想像をいくら鮮明にしても、手足その他の形を変えることは出来ない」
つまり、
想像は人間を支配していて、
一方で、
その効果は肉体の出来る範囲に限られる
ということです。
以上で逆転努力のお話は終わりになりますが、
いかかでしたか(^^)
この機会に、ぜひ、
想像力に反した、意志による無駄な努力をやめて、
想像力によって自己暗示をかけ、
無意識の効果を体感してみてくださいね!(^^)/
ではでは(´ー`)
参考までに、エミール・クーエ著書です。
努力逆転の法則について詳しく書いています。
⇒【本】自己暗示 新装版
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